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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第14章 梨花
自分がフォローする後輩が出来ると、今までの様に、仕事をサボっている訳にはいかなくなった。
それでもパチンコ好きと、女好きは治らない。
「おお梨花、久しぶり元気だった?」
長い付き合いの梨花に、聡太は連絡をしていた。
かれこれ数年間続いている、お互いの都合があえば、数ヶ月に一度会うセフレである。
「声は元気そうだね聡太。携帯買ったんだ。どう、新しい彼女とは上手く行ってるの?」
梨花とは、会社でアポイントを取るフリをしながら、毎週の様に自宅へ電話して、近況報告をしていた。
「おかげさまで。ところで今度いつ会える?」
「何、聡太君は、今の彼女じゃ物足りないって?」
電話の向こうで、子供の泣き声がする。

パート主婦の梨花との出会いは、営業がらみではなかった。
「今晩わ。初めまして」
駅前のテレクラでゲットしたアポに、梨花は律儀にやってきた。聡太の話が面白かった、と言うのが理由だった。
時刻は夜8時頃。落ち合う場所は、洒落たカウンターバーだ。
「私、結婚してるんだよね。今日は、旦那が出張でいないから、遊んでくれるオトコ探しててね」
悪びれた様子もなく、女は酒を煽る。
その当時、梨花宅には子供もいなくて、今の様に、パートに出るほど困っていなかったそうだ。
「ソウタ君か。こんなオバさんだけど、相手してくれる?」
梨花は聡太の6つ年上だ。
「オバさんなんて、そんな。梨花さんは、すごく綺麗です」
軽いパーマ頭で、少しポチャ系の身体。赤いルージュの唇を舐める舌の動きは、男の官能をくすぐる。
「優しそうだよねキミ。旦那は相手してくれなくてさ。退屈なの私」
後に梨花が語った所によれば、ご近所3人主婦グループがいて、全員がテレクラのサクラをしていた。さらに、気に入ったアポがあれば、実際に会いに行くのだそうだ。
「行きましょう」
バーを出ると、女は腕を絡ませてきた。
聡太の本格的「モテ期勘違い思考」は、この辺から始まった。
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