この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第2章 由美子
由美子と出逢ったのは、外回りの営業先だった。

担当者を待つ間、応接間にお茶を運んできてくれた女は、化粧っ気がなく、長く茶色の髪もボサボサな感じで、初見の印象は「化粧すれば見栄えが良さそうだ」と聡太のエロメガネが反応した。
男は女を見る時。と言っても、ここで言う女は自分の年齢から見て、年相応な女子。老人や子供は入らない。20歳年上も恐らく守備範囲では無い。
そう、この頃の聡太は自分の守備範囲内の、セックス出来そうな女か、そうで無い女かで若い女を見ていた。
そもそも自分に自信もなく、金もないので、高嶺の花を見上げる事はない。
由美子は、聡太の範疇であったと言える。
「すいません、お茶ありがとうございます。僕は熱々の濃いめが好きなので、ありがたいです。外は寒いですからね」
普段、来客のお茶入れで、そこまで礼を言われた事がないらしく、その時の由美子はキョトンとしていた。
すかさず立ち上がって名刺を由美子に差し出し、名前と住まいの地域、既婚か独身かを聞き出すのに成功した。身長157センチくらい。細身、バストはAカップと推定。
気さくな感じのする、町工場の事務員といった感じか。
「あの良かったら、会社終わりにお茶飲みまない?自分は直帰予定なんだけど、由美子さんこの後予定ある?」
わざとファーストネームで相手を呼び、イケルかどうか反応を見る。
よくまあ、仕事の取引先でナンパなんかするなと自分でも思ったが、瑞代と別れて2週間。そろそろ次の恋人が欲しい。
聡太は恋人の意味を履き違えていた。
自分の都合の良いセフレと、互いに必要と感じ、愛を育む恋人とは雲泥の差がある。
「いいわよ。それなら駅前の喫茶で1時間後でどう?」
女もタメ口返してきた。脈はありそうだ。

由美子の会社での商談を終えて、指定された喫茶店で落ち合った2人は、飲食店の立ち並ぶ飲み屋街に足を運んだ。
「とりあえず生と冷やしトマトね」
女の行きつけの店に入り、オーダーを済ませると、聡太はオペレーションを練る。
ターゲットの住む街で馴染みの店。フィールド的にはこちらが断然不利だ。しかし、独立器官である下半身が疼く。「この女とはヤレる」聡太の直感が囁く。
/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ