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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第19章 ラストストーリー 楓
京夏に別れを切り出したのは、聡太の方からだった。

月に一度しか女に会えず、ヤリたい盛りの下半身は、新たな出会いを求める。
ネットの掲示板を漁り、信頼度と本気度が高いと思われる投稿に、数件アプローチをかけた。その内一件で、会う約束まで取り付ける。

南に250キロ離れた、地方の女に会いに行く。早朝から東名を飛ばして、午前中には目的地に着いた。
「土屋さんですか?」
あらかじめ顔写真の交換はしていた。
「楓さん。どうもはじめまして、土屋聡太です!」
身長165センチくらい、体型はグラマー。髪はストレートで長く、色っぽい唇と大きな瞳が印象的な女だった。
「まさか日帰りですか?」
車の助手席で楓が聞いた。
「この近くに宿を取りました。温泉入って行きませんか?」
宿泊先の部屋まで女を連れ込み、最終クロージングへ体制を整える。
元水商売をしていたと言う女は、派手さはないが、気の強さが伺える。楓との性交渉は、思ったより難航した。
何度か聡太は唇を奪おうとするが、軽くかわされる。
「楓さん、明日は仕事なの?」
今はパート従業員をしている楓。トークを引き伸ばして、チャンスを伺う。
話を聞けば母親と2人暮らしで、東京に出たいと思っているらしい。
「明日は休みよ。土屋さん、私は軽い女じゃないよ。結婚前提で、ちゃんと付き合ってくれないと、あなたとはSEX出来ない」
いきなり重い提案をされ、聡太は熟考する。
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