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性欲部
第4章 ズラリと並んだ乳裸たち
僕は、5人の美少女に囲まれ、それはほとんど拉致状態だったが、下足室から校舎の外に出た。
がやがやと上から声がする。僕のクラスの教室の場所だ。
そういえば、僕を呼び出す放送があった後、校内放送がまったく、ない。
ホームルームで配られた冊子の1ページ目に、<呼び出し>とあったな。
校舎の壁にかかった巨大な時計を見ると、もう午後0時近かった。

校門を出ると、すぐ目の前に僕の自宅がある。
美少女たちは、僕をその家の門の前に連れていく。
「ケイタくん~♡カギ、開けて~♡」
サチが促してくる。
僕は、ポケットから門のカギを取り出しかけ、やめた。中1以来の1年3か月の一人暮らしの経験が、僕の手を止めさせた。

「…しょ、…しょう…めい…は?」
僕は、おどおどとしながら言葉を、とぎれとぎれに発した。
「しょう、めい?」
首をかしげる美少女たち。
「…こ、これ…」
と僕は、自分の胸ポケットから中学校の生徒手帳を取り出した。
「…み、…見せて」
そう、僕は、5人の見知らぬ、先ほど初めて会ったばかりの女子たちに、身分証明を求めたのである。これは、一人暮らしの知恵だった。

一人暮らしをしていると、それはいろんな人間が家を訪ねてくる。
「屋根を点検しましょう。…あ、壊れてますね。それじゃ、直します。はい、50万円」
とか。(ちなみに相場では、ぼったくり業者でも5万円以下である)
会った人間に身分証明書の提示を求めるのが、習慣になった。

5人の美少女たちは、納得した顔をして、それぞれ生徒手帳を取り出した。
「…ん」
いちおう、本物のようだ。校長の赤い判が押してある。

僕は、家の中の貴重品に思いをはせた。
現金は、当面の生活に必要な額以外はすべて銀行に預けてある。その預金通帳は、カギのかかる引き出しの中に納めている。そのカギは、僕の指の静脈で開閉する仕組みだ。
あとは家具だが、僕の家には、テレビもパソコンもない。僕は、スマホどころか携帯電話も持っていない。アニメは、駅前のレンタルビデオ店で視聴している。
ただ、ダブルベッドが、15ある各部屋のうち14の部屋になぜか一つずつあるんだが…。
何もないといっても、エアコンだけは各部屋に1台ずつ備え付けている。温暖化の昨今、熱中症が一番怖いから。
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