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恋に落ちる時
第7章 丸の内の彼 -4-
「ほんとに?」

「―…今、めちゃくちゃ恥ずかしいから、そこ深堀りしないで貰っていいっすか///」

恥ずかしそうに視線を逸らす彼。

「いやです、聞きたいです。」

そこは私も譲らない!

「――だって…好きなんです、アキラさんが。私ずっと…彼女になりたかったんです。」

あざとくなんてなれない、不器用女子の精一杯の告白。

離れていた二人の視線がまた絡みあった。

「…俺も。本当言うと、はじめて家に連れてきた時から、どうしたら、彼氏いらないって言ってるゆかちゃんを彼女に出来るか考えてた。とにかくそばに置いときたくて、あんなこと言ったけど…あの頃から、ずっと好きだよ。」

そう言った彼の温かい両の手の平が、私の頬を包むと端正な顔が近付いてきて、唇を啄むような優しいキスが落とされる。私達は何度も何度も確かめるようにキスを繰り返した。

―――――――――――――――――

「あぁっ…、あっ、あぁ、ダメぇ、アキラさん、やぁ、やぁ、んあぁっ、そんなに…あぁん、もぉお願い、許して、あぁ、お願いだからぁぅっ…。」

さっきまでの優しいキスは何だったのー!



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