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彼女が突然おっパブで働きたいと言い出した!
第23章 サークルのライブの当日
客席のカードを持ったお客さんは皆、俺等の青色を出してくれていた。

「うそっ・・・マジか・・・・やった~!!」と菊池君は俺を抱きしめてくる。

俺も「おっ・・・おっしゃ~!!」と言って菊池君を抱きしめた。

「うちのサークルで過去何度も新人コーナーありましたが、お客様全員が同じ色を出したケースは今回が初です!よって勝者は塚本菊池!!!!」
と中西先輩が言ってくれて

「皆さんに何かひと言塚本君から言いましょう!」と振ってくれた。

これも先輩の優しさだと思う。

「あ、そうですね~。やった~と思いました!」と俺はお笑いゼロのよく分からないことをしゃべっていた。

そんな俺の言葉にもお客さんは大きく拍手をくれて、もう今にも泣き出しそうになっていた。

無事コーナーが終わり、俺等は楽屋に戻る。

「やったな!」「良かったぞ!」と先輩・スタッフ達が言ってくれる。

今度は俺が安心してしまったのか身体の力が抜けてふらふらと床に倒れそうになる。

そんな時「明良っ!!」と彼女の陽子が俺を受け止めてくれて床に倒れずに済んだ。

「観たか陽子っ!俺も本気出したらあれくらい出来るんだぞ!」

「良かったよ!よく頑張ったよっ!」と陽子は泣きながら俺を抱き締めてくれて俺も陽子の胸で泣いていた。

そう言えば陽子に涙を見せるなんてこれが初めてだと思う。

プロの芸人さんなどからすれば初舞台終わったぐらいで泣いてんじゃね~よと思う人もいるかもしれないが俺は今日舞台に立つまで素人・・・しかもビビり・・・

「うっ・・・ひぃっく・・・良かった・・・良かった・・・」と菊池君は俺等の近くで泣き出し

「今日から絶対・・・モテる・・・」と呟いている。

それを聞いた楽屋の全員が「そっちかい!」と思わずツッコんだ。

楽屋の隅で「おいっ!あれなんだよ!なんでネタ忘れたんだよ。」と平川と松下が言い合いになっている。

「お前等静かにしろ!まだ01教室でライブやってんだぞ!」と先輩が彼等をしかりつける。

「俺は松下がこんなに出来ない奴なんて知らなかった!もう解散だ!」と平川が先輩の注意を無視して話していると。

「出来ないのはお前のほうだろ!」と注意してきた男性がいた。

「あれ!?この人・・・・え!?」

と陽子の胸の隙間から見ながら俺はその男性を思い出した。



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