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外でいけないこと
第2章 電車にのって
「おねが...い、とめて...」

身動きがとれない。立ち止まった私を不思議そうに周りが見ている気がする。今動いたら街中でイッてしまう...!

「しょうがないなあ」

ゆうくんはスイッチを切る。
ほっとしてやっと歩き出す。もう早く帰りたくてたまらない。

「じゃあ切符買って電車のろうか」

「でんしゃ、のるの...?」

信じられない面持ちでゆうくんをみつめる。

「だいじょーぶ、ローターはスイッチ入れないよ」

ゆうくんは2人分の切符をさっと買って、2人で改札を通ってしまった。

こんな格好で、電車に...?

休日とはいえ、日中であるため人は多い。

ぎゅうぎゅうの満員電車とはいかなくても、座るところがなくすぐ近くに人がいる程度には人はいっぱいだ。

「ほら、電車来たよ」

考えをまとめる間も無く、ゆうくんに電車におしこまれてしまった。
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