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真面目で優秀な、憧れの生徒会長はDQNに弄ばれます
第8章 鮎美とカズオ
帰路を行きながら、今日のあの教室の出来事を思い出す。

教師達の反応。
早退扱いになっていた舞。

今はまだ小さな違和感だが、何か大きな、とてもタチの悪い出口に繋がっているような気がする。

次の生徒会の会合で、議題として取り上げてみよう。
夕焼け空を見上げる。

あと、明日は太田くんにペンを見せないと。
小学校からの同級生で、特に接点も無かったから、まさか漫画を描く人だなんて思いもしなかった。
まさかこんな近くに共通の趣味がある人がいるなんて思いもしなかったからつい話しかけちゃったけど、初めての会話がこんなきっかけだなんて、少し笑ってしまう。

「……?」

進行方向のコンビニから、同じ中学の制服を着た男子生徒が出てきた。


いや、それだけなら気にはならない。
でも、一緒にいるあの女の子って……。

(衣原舞さん?)

間違いない。
早退したはずなのに、どうしてこんな時間に男子生徒とコンビニに?

(……なんか、おかしい気がする)

一緒にいる男子生徒も、そもそも下校中の買い物は校則違反だし、それを注意するついでに今日のことを聞いてみよう。

そう思った時だった。

後ろから走ってきた自転車が、あの二人が出てきたコンビニに止まった。
……着崩してるけど、同じ中学の制服。
自転車から降りたその男子生徒は、背がとても大きく、そして凄い体格をしている。

……秋山カズオ。

私は、直感的に彼がその人物に間違いない悟った。
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