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儚き陽炎
第5章 つながる

動かない真由子を抱き寄せ、唇を重ね舌を絡める。
お互い口を開き舌先が上下左右動き回り舌を吸い合う。
唾液が両方を行き来し飲み合う。

「・・・愛してる・・・」
首に手をまわし、囁く真由子。

ふたたび、舌を求め絡みつく真由子。
真由子の舌が俺の口の中で暴れる。
奥歯に当たり頬肉をなぞり舌の下側を這う。
歯茎を舐め上げ、俺の舌を求める。

見つめ合い、ベッドに倒れこむ二人。
抱きしめ乳房を愛撫し乳首を噛み首筋に舌を這わす。
言葉は無く、貪り合い乱れる。

「欲しい・・・」

真由子がチンボをさすりながら俺を見る。

「貴方が・・・欲しい」

見つめる俺。

「・・・入れて・・・」

無言の俺。
訴えるような眼差しを向け、さする手に力が入る真由子。

「チンボ・・・頂戴・・・」
「真由子のオメコに・・・入れて・・・ください」
懇願し自らの言葉に目をそらし下を向き続けて

「お願い・・・つながり・・・たいの」
「・・・和也さん」
涙声と喘ぎが真由子をただの女に変え、愛しく思う。
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