この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第7章 それぞれの日々の中で…
音楽の授業後教室へと戻る廊下で1人で歩く綾香の肩をポンとたたき先程のクラスメート等がひやかしはじめた。

『さっきの男子と本当に彼氏?友達?嘘ついてんじゃない?』
『…っていうかさ、わざわざ借りに来るんだからただの知り合いじゃないか』
『3年?1年?』
『後輩とか先輩とか森部さんの知り合いに興味なんかないけど〜イケメンなのが悔しい』
『でもさ同じ学年の子らに借りる友達いなかったんじゃないの?似た者同士っていうかさ、類は友をなんとかっていう、ね〜』

クラスメート等は中川の事を口々に言い合いクスクスと笑う。
興味なんかないと言うが彼女等は相手がイケメンなのが悔しいらしい。

『森部さんさ教室で弁当食べないけど毎日どこ行ってるの?さっきの男子と?』

どうしてみんな詮索好きなの…?
嫌になる…
慎吾ちゃんが来る時にもクラスメート達は彼氏なのかとひやかす、初めて来た1年の頃は嫌だったけど佐伯あゆみという彼女もいるとひやかしも聞き流してる…
慎吾ちゃんとあたしはただの幼馴染み、だけど茶髪くんは大切な人…
こうやってひやかされる対象ではない…

『茶……中川くんの事そんな風に嫌な笑い方で傷つけないで…彼はきっと英和辞典を借りる友達はクラスにいるはずですっ』
クラスメートの反応を遮断するかのように綾香は目を閉じ言いきった。

『なにそれ、嫌な感じ、だから森部さんってクラスに馴染めないのよ』
『行こ行こ、ばっかみたい』

クラスメート等はそれを合図とばかりに教室に歩いて行く。

よほど関わりがない限り卒業すればクラスメートからさよならなのよ…
傷つかない…
傷つかない…

だがその日を境に綾香はクラスメートから余計に孤立してしまう。
時々遊びに来る結に対してクラスメート等は森部さんの何処が面白いのか結に尋ねる事もしばしばだが結は明るく動じない。

『あたし達友達だから』

そんな言葉にクラスメート等は何も言い返せやしない、何故ならば結が堂々と綾香と楽しそうに笑いドラマの話の続きを話すからだ。

結のように明るくなりたい…
ありがとう…結…

✿ ✿ ✿

時は過ぎクラスメート等はもうすぐ3年でクラスメートをひやかすような時を惜しんで時折勉強を始める季節となる。
/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ