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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第8章 新たなる人物…
✿ ✿ ✿

その2日後、休憩時間。
職員室に用事があり廊下で綾香が目にしたのは中川と宮川春樹が睨みあっているシーンだった。

『茶髪…中川くんっ!?』
一昨日殴ると言っていたのを実行しようとしているのか、彼女は中川の元に駆け寄った。

『邪魔すんなよ』
中川は来るなというふうに手で制した。

『…ふ〜ん、通りすがりに宮川春樹って名前聞いた途端胸ぐら掴んだってそういう事?あんたが彼氏なんだ』
春樹は面倒くさそうに中川の手を叩いた。

『わかったなら綾香に手を出さない事っ』
拳を握る、怒りはおさまっていない。

『さあね…案外喜んでいたみたいだけど?』
薄笑いをする春樹。

『………喜んでいた?…綾香…?』
中川は綾香の方を向いた。

『違うのっ』
彼女は首を振る。

『おまえの言う事は嘘だってよ、宮川』
ざまあみろといわんばかりの笑い。

『…あんたの彼女がそういう感じ方わからないだけじゃん、キスしたっていう事実は変わらないんだし…睨むな』
春樹も薄ら笑い。

グッ、再び中川は春樹の胸ぐらを掴んだ。
綾香はまた止めに入る。

通りすがりの生徒らがザワザワと騒ぎだす。

『茶髪くん殴っちゃだめだからっ…先生の評価が下がってしまうから…』
泣きそうな綾香は中川の腕を掴むが見た目は手を添えている感じか。

『夏樹の弟なら人の彼女につばつけるとかダメだと今言っとかないと…』
綾香の手を振りほどく中川。

「人の彼女につば?あの人があの人に?」
「っていうか廊下でする喧嘩とか先生来るんじゃない?」
「つばとかさ、あたしら彼彼女になったらあの人には気をつけなって事じゃない?」
そういうささやきが周りから聞こえてくるが中川春樹綾香は聞こえてはいない。

『クソ真面目な先輩には乱暴な彼氏がお似合い?あはは…僕は命令されるの大嫌いなんだけどっ…だから言うほどにこの女にキスしていい理由だ』
春樹は本当に命令されるのが嫌いらしく、中川の腕を叩いて払いのける。

『…綾香は品行方正なんだから傷つけんな』
中川が春樹の頬にむけて手をあげかけたがチャイムがなり始め春樹の方がサッと後ろに下がり、中川の手は宙をきる。

『…何をやってる!?チャイムなってるぞ授業、授業だ』
立ちつくしている中川と綾香に先生は言う、どうやら中川の行為は先生に知られていないらしい。

中川を気にする綾香は安堵するが。
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