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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第8章 新たなる人物…
『A先輩ミーティングってなんですか?』
中川は心あたりはないと考えるような顔つきになる。

『言ってなかった?あたし3年だから夏休み後からあまり部活に出ないんだから、来年次期キャプテンの事』
Aはにっこり笑うが綾香には冷たい視線を向けすぐに中川をみる。

『次期キャプテンっ!?俺は嫌っすよ』
中川は首を振る。

『口説くのにはまだまだ時間いりそうね、また部活で〜』
Aは手を振り校舎へと歩き出す。

中川と綾香は同じ校舎に戻るはずなのだがあえてためらう。

『次期キャプテン任命されるの凄いね』
綾香は羨望の眼差しで中川をみる。

『俺は気楽にやっていきたいのに…部をまとめるとかサーブの練習したいって時に出来ないって嫌なんだよ』
本当に嫌そうに、あ〜あとため息。

『上手いんだからそれだけ余裕あるって思われたんじゃない?でもそれは客観的な考えで茶髪くんにしたら1つの事に集中したい理由よね』
考えこむ、または同情するような顔つき。

『俺テニスが好きっていうだけでやってるから部をまとめるとかいきなり言われても…』
彼はまたため息。

『3年って言ってたからあたしと同じ…でもどこのクラス…』

あの人あたしを睨んでた…
なぜ?…
あたしあの人を知らないのに…
テニス部の朝練を覗いても茶髪くんしか見ていないから…

✿ ✿ ✿

とある日、
日直でクラス中のノートを提出する為に綾香は職員室に入った時Aがいた。

すれ違いざまに挨拶をするとAは小さな声で言った。

『セックス依存症のあの1年と部活にも行かないでキスとか中川くん可哀想過ぎない?』
コソコソと内緒話するような内容ではないが彼女は周りに聞こえないように耳元に手をあてたが、彼女も日直なのかプリントを抱えている。

セックス依存症の1年と部活にも行かないでキス…?
もう1ヶ月以上経つ出来事、あの時通ったひとり?
でもなんであなたがあたしに敵意?

『あれはあたし被害者で…』
声を張り上げ否定したいが場所は職員室、コソコソ話になる。

『あなたからも言ってくれない?次期キャプテンの話』

『お断りします、茶髪……中川くんは自由にテニスがしたいだけなんです』

『彼女ぶって彼女ではない』
Aは言いたい事を言い先生にプリントを提出して出ていった。

綾香が手にしていたノートが床に落ち慌てて拾い提出するが心ここにあらずだ。


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