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森の中
第4章 4 目的
 いつの間にか若いカップルは居なくなっていた。

「ほら、もう誰もいなくなった。声を我慢しなくていいよ」

 優しく言いながら冬樹は強く腰を打ち付けた。

「んんっっ、くっ、あああ、ああ」

 女の身体が少し漏れた声と同時に弛緩する。緊張していたのかもしれないが、快感も大きいようだ。それでもまだ警戒しているのか小屋ほど声を出さず唇をかんで堪えている。

 冬樹は肩までの黒い髪をかき分けてうなじに舌を這わせた。そして左手で女の腰を引き固めたまま右手で陰部の茂みを探った。小さいが固く尖った突起を探り当て指先で中心を少しずらして回転させてやる。
「ああっ」
 息をのみながら女が空を仰ぎ見る。

「好きな時にいきなさい」
「ん、うう、ああ、あああ」

 太腿が再び強張り緊張し始める。空を仰ぎ見ていた顔は今度は地面のほうを向いた。一瞬全身がぶるっと震えた。
 筋肉の緊張が緩む。冬樹は女がクストリスへの刺激によって絶頂に到ったのを確認してから再び腰を動かした。

「うう……。あう。う、う、ふう。」

 女は無理やり絶頂の余韻を引きずられているように苦しそうな呻き声をあげる。(中ではいきそうにないか)

 冬樹には女を何度か抱いてみてあまり男を知らないことと、快感を得ることが今までなかったのではないかとにらんでいた。実際にその通りで女は快感に弱く恐れている様子だ。

(まだ抱かれなれていない)

 苦痛と快感を行き来する女の声を聴きながら冬樹は無言でペニスを引き抜き、柔らかい濡れた落ち葉の上に射精した。
 
(オナンだな)含み笑いをして肩で息をして、腰に回していた手を女の肩に置き、こちらへ向かせてまた口づけた。
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