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森の中
第6章 6 思い出
君枝は瑠美と冬樹の後姿を見送って、亡き恋人の聡志へ思いを馳せた。


「ほら、君枝見てごらん」
「なあに、聡志さん」

聡志の掌に艶やかな赤い小石が乗っている。

「綺麗だろう。この前、森の中で見つけたんだ」
「ふふ。赤くてルビーみたいね」
「生まれてくる赤ちゃんに」
「そうだ。女の子なら名前をルミにしようかしら。ルビーみたいだし」
「情熱的そうだねえ。なんだか心配だなあ。父親としては」
「やだあ」

聡志がまだたいして膨らんでいない君枝の腹を優しく撫でる。
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