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第3章 けいこ(33歳)

ところ変わって、家の寝室にて…

「ギャァァァァァァァァァァァァ!!ギャァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァ!!」

ダンナは、アタシの叫び声で目をさました。

「けいこ…けいこ…けいこ…どうしたのだよけいこ…」
「イヤァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァ!!」
「けいこ…けいこ…大丈夫か…けいこ…」

アタシはダンナの声に気がついたけど、頭がサクラン状態におちいっていた。

「けいこ。」
「あなた…助けて…助けて…助けて…助けて…助けて…助けてあなた…こわい…こわい…こわい…」
「けいこ…ぼくだよ…しっかりつかまって…けいこ…けいこ…」

アタシは必死になって助けを求めていた。

ダンナに抱きしめられていることに気がついた時に、アタシは落ち着くことができた。

「けいこ…けいこ…」
「あなた…あなた…」

アタシは、ダンナに抱きついてくすんくすんと泣いていた。