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幻の果てに……
第5章 初体験

女性とだなんて、感じられないと思っていた。付いて来たのは、好奇心から。
それは、私が何も知らなかったせい。
この先、ベッドで起こることの予想もつかない。
体も拭いてもらい、ベッドへ移動した。
「梨央は、寝てるだけでいいから。初めてなんでしょ?」
頷いて見せると、薫が含みのある笑顔になる。
また、緊張してきた。
全裸でベッドへ横になり、彼女の様子を伺ってしまう。
「あっ」
乗りかかられ、薫が自分の乳首を私の乳首に擦り付けてくる。
「梨央……」
指とも舌とも違う感触。背徳感が、より一層強まっていった。
「はぁっ、んっ」
「気持ち、イイ……? 私もイイよ……」
乳首が擦れ合う度、そこが痺れていく。
初めてで戸惑いもあるが、全て薫に任せようと思った。私から、何をしていいか分からない。
「あぁっ」
こんな事が気持悦いなんて。勿論初めて知った。
二つの乳房が合わさり、お互いに少し潰れている。
「んっ、はぁっ」
薫が動くと乳首同士が擦れあい、確かな快感を覚えた。
「梨央……」
囁いてから離れると、彼女に脚を持たれる。
「膝立てて、開いて。恥ずかしい場所、見せて?」
言葉にされると、余計に恥ずかしい。
それでも、ゆっくりと言われた通りにした。
「もっと開いて? よく見えないよ?」
「ヤっ……。んっ……」
天井の鏡には、自分が脚を開く姿。言われたが、無理矢理じゃない。
それも相手は女性。
「あっ」
薫の指先が秘蕾に触れ、ピクンと反応してしまう。
「キレイだね。ヒダも揃ってて……」
太ももを持った彼女の顔が、秘蕾へと近付いていく。

