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幻の果てに……
第5章  初体験


 そう思うと、余計に冷めていく。
 色々な男性との幻の時を過ごし、私の体と気持ちは変わってしまった。
「はぁっ……」
 乳首の弄り方もこんなに雑だったかと感じてしまう。
 すぐに全裸にされたが、まだ濡れていない。
 脚に当たる夫の性器は勃っている。でも、まだ挿入は無理。
 私は、知らない男性とのセックスを考えた。
 こんなことは初めて。
 以前は夫の愛撫だけで満足し、自然に喘いで濡れて。
 感じている演技。そうしないと、私の平穏な生活がほつれていくかもしれない。
 セックスでの演技なんて、初めての体験。でもそうするしかないと思い、いつかの夜のことを思い出す。
 無理矢理性器を咥えさせられ、頭を押さえられて放出までの愛撫を要求された。
 その時はプレイとして。嫌だという思いが、快感へ変わっていくもの。
 野性味のある男性に犯される。少し乱暴に扱われると、すぐに濡れてしまう。
 内ももにまで密が垂れ、『いやらしいね』と意地悪く言われる。
「あっ、んんっ」
 夫に秘蕾を触られながら、別の男性を思ってのセックス。
 私はその背徳感で感じ、夫も私の反応に喜ぶ。
 悪いことじゃない。
「あぁんっ」
 夫の性器が入って来て、すぐにグラインドを始める。
『こんなに濡らして……』
 そんな声が聞こえてくるよう。
『梨央はいやらしいね。グチュグチュいってる……』
 頭の中の男性が私を犯す。
「あっ、んんっ」
 実際の刺激は物足りない。それでも、後は幻が補ってくれる。
『凄いよ、梨央の中……。熱くて……』
「はぁっ、あんっ」
「梨央……っ」
 現実と幻の狭間。
 そんなセックスも堪らなかった。
 グラインドが速まり、私も自然と腰を動かす。
『悦いよ、梨央……。いやらしくて……』
「あっ、ヤっ、んんっ」
 夫の腰へ腕を回し、もっとと言うようにねだった。
 乱れる息が聞こえる。
 私は目を閉じたまま。夫を見れば、現実に戻されてしまう。
『イっていいんだよ……?』
「あんっ、はぁっ、ヤぁっ、んっ、イくぅっ! あぁ……」
「梨央っ……くっ……。はあっ……」



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