この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幻の果てに……
第7章 没落

男達の笑い声。
そんな中、私は卓也の性器をしゃぶる。
「腰上げて」
後ろから腰を上げられ、秘蕾に何か塗り込まれた。
「緊張してたら、濡れないだろ?」
「んんっ……」
秘蕾に指を入れられ、溜息が漏れてしまう。
「感じてるぞ。エロい体だな」
またみんなの笑い声。
「じゃ、早速」
いきなり性器が入ってくる。
「はぁっ!」
「梨央。ちゃんとしゃぶれよ」
卓也の声。
彼の性器に集中しようとしても、グラインドされて体が反応してしまう。
あの店に通い、セックスに慣れてしまった。
「ふぅっ、んんっ……」
「声もいやらしいな」
誰が話しているのか分からないが、みんな笑いを含む声。
「腕も立てて」
言われた通りにすると、二人の男が体の下に頭を入れてきた。
「あぁっ」
両方の乳首をしゃぶられ、ビクリと反応してしまう。
後ろからはグラインド。性器をしゃぶりながら、乳首を刺激される。
心とは裏腹に、体は快感に包まれていく。
「あんっ、はぁっ」
性器から離れ背中を反ると、一度秘蕾から抜かれ、仰向けにされた。
別の男に挿入され、また両方の乳首をしゃぶられる。
「あぁっ、んんっ」
「梨央? イイだろう?」
卓也の言葉に首を振ったが、それは抵抗にもならない。
「大丈夫だよ。ゴムは着けてるから。妊娠されたら、楽しめなくなるからね」
それに、少しだけホッとする。
「もっと声出せよ」
グラインドしている男が言う。
もう、どうにもならない。
諦めの心境になると、熱い物が込み上げてきた。
「あんっ、はぁっ」
「いいねえ。もっと味わいなよ」
笑っているのは卓也。
他の男も何か言っているが、全ては聞き取れない。
「あっ、はんっ、ヤぁっ、イクぅっ! あぁっ……」
こんな状況でイくなんて。そう思いながら、男が変わるのが分かった。
「あっ……」
どここからか、顔に何かかけられる。
精液だと分かったのは、その匂いのせい。
乳房にも放出され、全身が汚れていく。
私は、初めから汚れていた。
愛情が欲しいと思いながら、あの店へ通ってセックスをする。

