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同性は何でも知っている
第1章 日帰り温泉にて
あの人を初めて見たのもサウナだった。タオルで前は隠していたが、何より筋肉質の肉体に目がいった。髪は短めで髭は無し、50歳くらいだろうか。肩と腕の筋肉が盛り上がっている。宏が男の肉体から目を離せないでいることに、男は気づいていた。知らない顔をしていたが、やがて宏は男と目があってしまった。男は優しい目でにこりと笑顔になった。宏は恥ずかしさからサウナから出て、水風呂に身体を沈めた。
あのあと、男から話しかけて来ることはなかった。
平日の昼間は入浴客も少なく、サウナは宏一人きりになることもある。そんなとき、彼は男の肉体を思い出す。あの肩に触れたら・・・。陰茎が膨らんでくる。彼は皮を剥いて亀頭を出してから、男根を強く握った。妻と寝る時にもこんなに硬くはならない。大きさも三割増しくらいになっている。宏はこの感情が理解できないでいた。そしてそれは肉体への憧れから来るものだと考えた。
「スポーツジムに通おうか」彼はそうひらめいた。
あのあと、男から話しかけて来ることはなかった。
平日の昼間は入浴客も少なく、サウナは宏一人きりになることもある。そんなとき、彼は男の肉体を思い出す。あの肩に触れたら・・・。陰茎が膨らんでくる。彼は皮を剥いて亀頭を出してから、男根を強く握った。妻と寝る時にもこんなに硬くはならない。大きさも三割増しくらいになっている。宏はこの感情が理解できないでいた。そしてそれは肉体への憧れから来るものだと考えた。
「スポーツジムに通おうか」彼はそうひらめいた。