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第8章 暗殺者の最期

バックで犯された後はアナルも犯されて対面座位でも性行為をした後、シェリルの心臓は限界を迎えていた。

「はあッはあッはあッ……」

シェリルは虚ろな目で息も絶え絶えといった様子でいた。

（そろそろ限界か…）

「シェリル、窓際に立て」

「はあッ…はあッ……は…い…ッ」

フラフラしながらベッドから立ち上がると言われた通りに窓際に寄りかかるように立った。

「も、う……やめて…下さいッ……はあッはあッ……痛くてッ…我慢…出来ませんッ」

ノエルに涙ながらに訴えた。

「ああ、もう充分に快楽は与えたからな」

「よ、良かっ…た……うぐッ！？」

安心した次の瞬間、シェリルの細い首がノエルによって掴まれた。
ノエルは少し力を入れた。

「うぐあッ……な、んでッ…」

恐怖で身体が震え涙が頬を伝い落ちた。

（言うつもりはなかったんだがな…仕方ない）

ノエルはため息をつくと口を開いた。

「お前を今から処刑する」

「しょ…けいっ……？うぐッ…ゲホッゲホッ」

「お前の寿命は尽きかけてる。だから今日は最期に快楽を与えて殺すつもりだった。元々ここはそういう施設だ。諦めろ」

「で、でも…私ッ……なんで…ぐあッ……ここにッ…カハッ…つれて、こられたか…わかんなッ…」

「……そういえばまだ言ってなかったな」

ノエルはパッと手を離した。

「ゲホッゲホッゲホッ！！はあッはあッはあッ」

シェリルは床に座り込むと激しく咳き込んだ。
苦しそうに胸を押さえている。

「……お前をここに連れて来たのはある男からの“依頼”だ」

「はあッはあッ……い、依頼…？」

「ああ。ここは表向き犯罪者を処理する処刑場となっているが金さえ貰えれば犯罪者以外の人間も拉致して殺している。それがお前だ」

「っ！！」

ノエルのその言葉にシェリルは目を見開いた。

「……もういいだろ」

「……えっ？」

「お前はこれから死ぬんだ。理由なんざどうでもいいだろ」

（た、確かに…今から殺されて死ぬんだったらどうでもいいって思うかもしれない……でも私は知りたい。誰が私を拉致して殺してくれなんて頼んだのか…）

シェリルは知るべきだとそう思った。

「そ、それでも……はあッはあッ…知りたい…ですッ」

シェリルは胸の痛みと苦しみを我慢しながらノエルを見上げた。