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狼に囚われた姫君の閨房録
第24章 将軍上洛
真夜中をすぎた。
星くずが夜空に散りばめられている。新選組の隊士たちは、寝ずの番をしているのだろう。
私と容保様は同じ客間だ。
入室すると、容保様は羽織と袴を脱いだ。私はそれを衣桁にかける。
容保様はのべられた布団に横になると、私を手招いた。
「まいれ」
「はい」
「そなたを抱くのも久しぶりだな」
容保様は私の唇に自分のそれを重ねた。情熱的な舌が奥まで突き入れられる。私の唇を呼吸ごと味わう。
「ふっ……容保様……上様のことですが……」
容保様の手が衿元から忍び入る。喘ぎながら、私は上様のことを尋ねようとした。
「家茂公の体調が芳しくないことか?」
容保様は私の乳房を鷲掴みにした。柔らかい乳房を捏ね回し、もみ立てる。
荒々しい愛撫に、私は喘いだ。
「ぅ……らめぇ……やはり……将軍様はご体調が……」
「朝廷側に長州に言うことをきかせろと責め立てられてな」
「ふぅっ……んあ……それは上様のせいでは……」
容保様の手が乳房をいじり回す。愛撫というより、蹂躙。
乳首は荒っぽく吸い立てられ、
乳房は搾るように揉みしだかれる。
「第一……公武合体の時は……朝廷はそのような……」
当時は、公家たちも若き将軍に敬意を払っていたはずだ。
「あの時は直弼が生きていたからな。今はその鬼大老もいない。幕府も弱体化しつつある。公家は言いたい放題よ」
ぼやきながら、容保様は下帯を下ろした。そり上がった肉茎が飛び出た。
容保様は私を這いつくばらせた。高くあげたお尻に、膨れ上がった尖端を押し込まれる。
「ヒィッ!うっ……ふあっ!!」
「力を抜け。痛いだけだぞ」
私の後ろに完全に入り込むと、容保様は腰を打ちつけ始めた。後ろを貫かれたことは何回かあるが、慣れるものではない。
灼熱の棒に体内を串刺しにされる感覚。えぐられ、突かれ、私はすすり泣いた。
「うっ……ぁっ……くっ」
繰り返し、繰り返し、容保様は私を穿つ。そして、私の耳元に口を寄せた。
「案ずるな。家茂公もだてに将軍をされていない。朝廷に膝を屈したりはせん」
「はい……わかっております」
私は絶頂へと導かれた。

その翌年の七月二十日。
家茂将軍は大阪城で逝去した。享年二十一。死因は脚気によるものとされている。
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