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狼に囚われた姫君の閨房録
第25章 一との別離
腰高窓からのぞく闇夜に星が眩かった。月は雲から出たり入ったりを繰り返している。
「……ふっ……兄……う……」
一は噛み付くように私に口づけた。舌が絡み、唾液をすすり、唇を喰む。
情け容赦のない口づけである。
「う……うぅ……」
私は一糸纏わぬ姿にされた。
小ぶりの乳房に薄紅色の亀裂。全てが一の前に晒された。
一は私の乳房を両手で鷲掴みにした。激しく揉みたてながら、乳房にかぶりついた。
「ひいいいいいっ」
私は叫び声を上げた。
甘噛みではない。一はふくらみに強い愛咬を加える。
一は濡れそぼった股間に手を触れた。こんこんと湧き出る愛の泉に手を突き入れ、かき回す。
「ううううーっ!」
労りのかけらもない愛撫。私は悲鳴を上げた。
(いけない……こんな夜半に……誰かが来てしまう)
私は口を両手で塞いだが、
(もっと、声を出せ。天井裏に届くように)
私の両手首を掴むと、一は心話で囁いた。
(……天井裏に何者かが?)
(ああ、伊東派の気配がする)
一は伊東派に信用されてないということ?だから、行為を荒っぽくしたの?
(兄上さまの良いように……)
一は無言で私をまんぐり返しにした。天井の伊東派には、ふし穴から泉が丸見えだろう。
伊東に二心ないことを証明するため、わざと一は見せている。
一は大股開きの中心に顔を埋めた。ペロペロと舐め回す。
「やだぁ!」
あえて、私は大声を出した。それで、一の力になれるのなら。
溢れる果汁を一は一心に味わった。秘奥まで舌を届かせ、胎内をかき回す。 
「んああああっ!」
快感に、私の下半身が跳ねた。
花唇の尖りは一の愛撫を求めてうずいている。赤々と膨らみ、空気に触れているだけで、達してしまいそうだ。
一は熟した果実にかじりついた。そのまま、噛み続ける。
「ううんっ!ああああ〜っ!!」
達しそうになった瞬間、
「挿れるぞ」
一は腰を入れると、一息に押し入ってきた。
待ちに待った一の肉刀。私はそれで貫かれるのを、どれほど待ったことか。
胎内を突き通す痛み。それすらも、快感であった。
「うぐううううう〜っ!」

それから、何度達しただろうか?
朝になったとき、一の姿はなかった。
隊服は畳んで置いてあり、刀掛けにあった二振りがなかった。長持ちの中の着替えもない。
(……行ってしまった……)
私は布団に突っ伏して嗚咽した。
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