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狼に囚われた姫君の閨房録
第28章 平助、死す!
平助は助からなかった。 

「バカだよな、あいつは」
歳三の閨である。
木目の天井を見上げ、歳三は涙をこらえて瞬きした。
伊東派への間者は一だけだったが、二人の方が怪しまれないと平助が付き合ったらしい。
「だから、言っただろう……無理だってよ」
呟くと、歳三は私と唇を重ねる。私の唇を吸う歳三の唇は慄いていた。
ザラザラした長い舌先が私の口内を犯す。激しく吸われて、息もつけない。
「ふっ……」
あえて、何か言う必要はない。私を求めることで、歳三の傷心が癒やされるのなら。
夜着の衿を大きく開かれる。あらわになった膨らみに、歳三はむしゃぶりついた。
「うっ……ぃ……ぅぅ……」
乳房を貪られ、私は小刻みに震えた。全身が甘く蕩けた。
行灯の仄かな明るさの中で、私の膨らみは丹念に愛された。
「うっ……やん……ぁ……」
歳三の手が足の間に忍び込む。秘めたる花弁をいらい、泉をかき混ぜる。
「やだ……うぅ……っ」
秘奥が指先で犯される。濃い果汁が溢れ、歳三の手首までびしょ濡れにさせる。 
私の体がビクンビクンと痙攣した。
やがて、歳三は私の両足を広げ、己を挿入した。激しく、深く、鋭く。
「うぅ……」
突かれるたびに、私は唇を噛み締めた。
恍惚感の波間に巻き込まれ、絶頂へと昇る。
「……う……ぅぅぅぅ……」
私と歳三は同時にイった。

ことが終わると、私の髪の毛を撫でながら、歳三は呟いた。
「前に進むしかねえもんな、俺たちは」
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