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狼に囚われた姫君の閨房録
第29章 近藤勇、狙撃
真っ白な夜着に紗を羽織り、私は侍女に案内されて天守閣に向かった。
慶喜公は一段高い座敷で、腕枕をして寝そべっていた。
行灯はついていない。月明かりが薄闇の静寂を照らしている。
「まいれ」
私は慶喜公に手を掴んで引き寄せられた。逞しい胸に私はほおをつけた。
「そなたを抱くのは初めてであったな」
慶喜公は私の項にそっと唇を触れた。私は固くなって頷いた。
慶喜公の手がゆっくりと私の夜着の帯を解く。花びらを一枚一枚捲るようにのんびりと。
されたことのない優しい愛撫。新選組では荒っぽい抱き方しかされなかったから。
慶喜公は乳房に吸い付いた。乳房の輪郭を舌でなぞる。
「うっ……やだぁ」
じわじわと迫る快感の渦。
乳房を揉まれ、唇で乳首をなぶられる。
私はもぞもぞと両足を擦り合わせた。足の間が熱い。
「もっと、触れて欲しいか?」
と、慶喜公。私が黙っていると、慶喜公は太ももを撫でた。
私は生唾を飲んだ。
「お願い……します」
すでに、びしょ濡れだ。早くなんとかしてくれないと、どうにかなってしまいそう。
「うっうっ」
慶喜公が私の秘めたる部分に顔を埋めてきた。それだけで、上り詰めてしまう。
鋭敏な尖りを噛まれたり、吸われたり。私の背中が反り返る。
声を抑えるのが精一杯である。
花びらと乳房をねっとりと愛される。全身が痙攣して、腰が跳ね上がった。
「いくぞ」
慶喜公は私の足を開いて、一気に挿れてきた。そこを中心に、私と慶喜公が一つになる。
慶喜公は浅い抜き差しを繰り返した。
兄たちとはまったく違う優しい交わり。急かすことなく、私を絶頂まで導いてくれる。
「あ……うっ!」
やがて、慶喜公は私の中に迸りを放った。
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