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狼に囚われた姫君の閨房録
第32章 試衛館での出会い
朝陽が薄く窓から射し込んでいた。粉雪が舞うのも見えた。
歳三と話しているうちに、私は寝てしまったらしい。
「目が覚めたのか?」
歳三が優しく唇を重ねてきた。
徐々に攻めるような口づけに変わる。私の呼吸ごと、蜜を啄まれる。
歳三の腕と脚が私のそれと絡み合い、締め付ける。激しい愛に、私は幸福だった。
「……ふぅっ」
唇を解放され、私は息をついた。
「兄上さまの熱さを感じます」
私の足の間に、歳三の昂りが当たっている。両脚に挟まれて、脈打っている。
私の中に入りたくてたまらないのだろう。
「……兄上さま、私なら構いませんから」
「大丈夫か?お前、昨夜の話で気落ちしてるんじゃねえか?」
修羅の魂のことは初耳だった。そのために試衛館の面々が集められ、ことある場合には私を斬るように亡父から命ぜられたことにも驚きを隠せない。
私は歳三を縋るような目で見た。
「抱いて……ください」
その間だけでも、考えずにいられるから。
「んぐっ……」
歳三の強張りが深々と私の胎内に突き刺さった。私の女唇が噛み付くように咥え込む。
「やけに食いつくじゃねえか」
歳三は秘奥へと攻め続ける。私の襞が肉棒を締め付けた。
今日はイくのが早そう。でも、まだ早い。
「はぅぅぅぅ……兄……うえ……さ……」
私も、武家の娘だ。死ねといわれたら、喜んで自害しよう。
だが、兄たちの手を煩わすのは嫌である。優しい兄たちに、私を斬らせるなどと……。
修羅の魂が目覚めたら、私は自らあの世にいこうと思う。
「ぐぐっ……ぐっ」
歳三の容赦のない抜き差し。今はそれがいい。忘我の波に溺れてしまいたい。
やがて、歳三が激しく私を突き上げ、私は上り詰めた。
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