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狼に囚われた姫君の閨房録
第43章 修羅の魂、覚醒
【第三者視点】
三樹三郎は驚かなかった。三樹三郎は生首があればその者を生き返らせることができる。
新選組に迎えられたのは、その能力を見込まれたのだと見当はついていた。
「簡単に言ってくれるぜ。一人生き返らせるだけでも、命懸けなんだぞ」
三樹三郎が舌打ちすると、
「この通りだ。すみれを止めるにゃ、おやっさんを生き返らせなきゃならねえ」
新八は手をつかんばかりだった。
「すみれを止める術があるのか?」
「おやっさんなら、死んだ連中を蘇らせられる。何もなくても、人間を生き返らせるのがおやっさんの特殊能力なんだ」
「なんの力もねえ奴がお前らの頭なのは変だと思ったが……なるほどな」
「頼む。あいつらが蘇れば、すみれを止められるんだよ」
「どうやって?すみれは修羅の魂が目覚めちまったんだろ?」
「それは……」
「殺すのか?あいつを」
「……そうだ。それが大老が俺たちに下した命だよ」
三樹三郎はしばらく考え込んでいたが、やがて言った。
「いいだろう。そのかわり、力を貸せ。俺一人じゃ、近藤を生き返らせるのはまじで命懸けになる」
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