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狼に囚われた姫君の閨房録
第46章 局長命令・すみれを殺せ!(そのニ)
【原田左之助視点】
どれくらい走っただろう?
俺と新八は長い螺旋階段を駆け上がり続けていた。
天守閣に続く階段。
なぜ、これほど長い?何より、こんなグルグル回る階段が江戸城にあったのか?
「おい、左之」
横の新八が苦しい息を吐いた。
「いつ、天守閣に着くんだよ?永遠に走ってる気がするぜ」
「迷い込んじまったな。すみれの仕業だろう」
俺が答えると、新八は立ち止まった。
「すみれがいるのかよ?」
「たぶんな」
「いるんなら出てこい!コソコソしてんな!!」
新八が叫ぶと、漆喰の壁にすみれが浮かび上がる。すかさず、新八の刀が一閃した。
「ひゃっ!」
紬が切られ、すみれは前を隠した。乳房はぽろっと溢れ、三角州も露わになる。
俺が何回も抱いた裸体であった。
「何をなさいますか?」
「何をじゃねえよ、偽物!てめえ、すみれじゃねえだろ?」
「あんまりです、兄上様」
「そんな顔してもダメだ。俺を殺そうとしやがったくせして!」
「待てよ、新八」
俺は揉める二人の間に割って入った。そして、すみれの乳房を掴む。
「やっ」
「すみれが修羅に乗っ取られてるかを確かめりゃいいんだよ」
言いながら、俺は色づいた乳首に吸い付いた。
「んっ」
背中をそらすすみれを、俺は羽交い締めにして乳首をチューチューと吸い立てる。口の中で転がす。乳暈ごとかじる。
とろけるように甘い。間違いなく、すみれの乳房だ。
「本人らしいが、おっぱいだけじゃわからねえな」
俺は壁にすみれを押し付けると、身をかがめた。
花弁を開き、息を吸い込む。すみれ独特の芳しい香り。俺は夢中で花びらを舐め回した。
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