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狼に囚われた姫君の閨房録
第5章 御前試合
次の対決は、斎藤一と永倉新八だ。
初太刀からのぶつかり合い! 見物している会津藩士たちから、歓声が沸いた。
「あいつか?お前の想い人は」
容保さまが私の耳にささやく。私の腰を引き寄せて、背筋を指先でなぞった。
「……う……」
毎晩のように、義兄たちに愛されている体だ。触られただけで、体がうずく。
私はごまかすように、食膳に箸を伸ばした。筍と蕗のお煮しめだけど、薄味で美味しい。
「わが藩の料理人の腕前はなかなかだろう」
言いながら、容保様は私に銚子を傾ける。
「少しは飲めるな?」
藩主のお酌を断るわけにはいかない。飲めないけど、私は盃で清酒を受けた。
「いただきます」
お酒は甘口だった。強くはなく、口当たりもいい。私のために、わざわざ軽いお酒を用意してくれたのだ。
「腰元どもの話だが、俺は本気だぞ?」
「お戯れを。亡き奥方さまとは傍も羨む仲睦まじさだったとか……」
「そちを側女に迎えたいと思うている」
容保様は私のお尻をなでさすった。肛門の辺りを指で突つく。
「ふわっ! うっ、うっ」 
「いい尻をしている。弾力もなかなかだ」
言いながら、私の胸元をはだけようとする容保様。私は、その手を掴んだ。
「なりません」
こんなところで、抱くつもりなの? 外から、丸見えになるではないか。
容保さまは手をあげると、控えていた侍女たちが衝立で囲いを作り、試合場からは見えないようにした。
そのまま、侍女たちは下がっていく。

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