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幼稚園から始まって高校生になったなら。
第7章 フランシスコ異人館
 お風呂に入った二人は何杯かお湯を掛けると互い違いに相手を抱きしめ、そのまま全身をこすり付け始めた。

 保育園の年中組時代から始まったこの遊びは他のどんなものよりも刺激的で互いの心を満たしてくれるものだった、まだ幼いながらもその意味を本能的に理解していた二人は更にお互いを求めて行為に熱中していった。

 最初はお風呂の時だけだったそれは人目を盗んで度々行われるようになっていた、お泊りの時はもちろん、二人で遊んでいる時や場合によっては保育園にいる時すらも物陰やトイレに籠り、周囲に気を配りながらも女の子に男の子を押し付け、擦り上げ、刺激する。

 時には寝っ転がったまま柚希に上からまたがってもらい、股間を男根にこすり付けるようにしたり、またある時は体を離した状態から竿の部分を手で握り、振るように素早く動かして亀頭の先端で割れ目全体をコチョコチョとくすぐるようにした。

「はあはあ、あはははっ。ゆず、ゆず!!」

「あああん、あああーーーっっ!!!はあ、はあ、はあ、はあ・・・っ!!んあああっ。とおる、とおるーっ!!!」

 もともと二人はお互いの事を変に意識していなかったし悪い感情も抱いていなかった、恥じらいや戸惑いはあったけれどもお互いに対する拒否感自体がそもそも希薄だったのだがなぜかと言えばそれは確かに、友人たちの言う通り“相手の事が好きだったから”に他ならなかった。

 裏を返せばそうでもない相手と裸のお付き合いをするなんて、如何に幼馴染と言えども出来なかったに違いないが、それに加えて彼らの場合は小さい頃から一緒にゴムプールで遊んだり入浴をしたりと言う事を何度となく繰り返して来ていたから、裸でのじゃれ合いなどはもはや遊びの延長線上にある一形態でしかなくなっていたのだ。

「はあはあはあはあっ。ああ、あん、ひゃあああっ!?んふふふ、あはははっ。ああん、はあはあ・・・っ!!」
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