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おとなりの、ひとづまと。
第2章 鬼畜な人妻と悶々とした高校生。
 どちらにしても、その事をさくらさんに知られたくないと言う思いがあった。
 しかし、バレてしまって、それからどの様におれの事を弄ってくれるのだろうか?と愚かにも期待してしまっている自分もいた。
 そして、何より、さくらさんはおれの欲情に気が付きつつも、平然と素知らぬふりをしてる様な気がする。
 この意地悪で無駄にエロい人妻は、おれの心情や欲情を全て見抜いている様な、そう言う気がしてならない。
「――あ、あのさ、さくらさん?」
 おれは不意に声を上げた。少し上擦っている様に響いた。
「んー?どしたの?」
「いや、そう言えばさ、さっき、おれの部屋にいる時さ、桃鉄しよう?って言って無かったっけ?」
「ん?言ったっけ、そんなことー?」
「言ったよ!桃鉄して、おれが勝ったら……」
「翔太が勝ったら?」
「セ、セックス、させてくれるって、言ってたけど――」
 これは嘘でも妄想でも無く、本当についさっき、さくらさんが発した事だ。
 だから、おれは願望を述べているワケでは無くて、只々真実に基づいて言葉を発しているだけ。
「ねえ、翔太?」
 さくらさんは、ワイングラスに口を付けつつ、そう言った。
「はい?」
「アンタさ?本気で、あたしとセックスしたいって、思ってる?あたし今三十二歳だよ?アンタ十六でしょ?ちょうど二倍だよ?高校生からしたら、ただのオバサンじゃない?」
 そう言ってから、さくらさんはこくりとワインを飲んだ。
「それは……年上だけど、おれは、さくらさんのこと、オバサンって思った事は無いよ」
「要するに、翔太は、あたしの事、女として見てるってこと?あたしのオッパイをしゃぶったり、マンコにチンポを入れてみたいって思ってる?」
 その問い掛けに対して、おれは首を縦に振るしか無かった。
 セックスと言う単語の意味を、オッパイを舐めたり、マンコにチンポを入れる事と記された辞書をおれは見た事が無かったので、その生々しさに、若干怖気づいたのかもしれない。
 そして、そう言うおれの弱い心も、さくらさんは見抜いてしまっている。たぶん、きっと。
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