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おとなりの、ひとづまと。
第4章 人妻と風呂場で戯れる。
「あのさぁ?高校に入って、最初に、この子可愛いなって思った女子がいたんだけど、気が付いたら二年の先輩の彼女になってた。その後に好きになった子はさ、放課後に数学の教師とキスしてる所を他の生徒に見られて、色々噂が立っちゃって不登校になっちゃった。おれの高校一年一学期の恋愛模様はそれで終了だよ。だからこそ、夏休みにバイトし捲って金稼いで、出逢いのありそうなところにバンバン繰り出そう!って思ってたんだよ。だけど、まぁ、その結果この有様と言う訳で――」
 自分で話していて悲しくなってしまう。
 そんな悲壮感満載のおれの青春ストーリーを聞いて、さくらさんも黙り込んでしまった。
 もしかしたら、漸くおれの辛い心情を察してくれたのか?と思い、鏡越しに彼女の様子を伺う。
 すると、隣りの人妻は、顔を真っ赤にして必死に笑いを堪えていた。
 いや、彼女に期待してしまったおれが馬鹿だった。こう言う話で、彼女から同情が得られないであろうことは、今までの付き合いで薄々勘付いてはいたのに……。

「――ちょっとさ、さくらさん?笑いすぎじゃない?」とおれは鏡越しに怒りを露わにした。
 現状ではそれが精一杯の反応で反抗だった。
「あ、ごめんごめん。あたしさ、他人に不幸があると、笑うの我慢出来なくなっちゃうんだよね。よく、葬式とかでも笑っちゃって、みんなから怒られちゃうタイプなんだわ、あはははは」
 おれはその時初めて、世の中にそんなタイプが存在する事を知った。
 要するに、この人ただの馬鹿なんだな、と思いもした。
「他人の不幸が楽しいとか、最低じゃんか」
「うんうん、そうそう、あたしは最低の人間。そーゆーのさ、アンタ引き連れてお父さんとお母さんのセックス覗きに行ってる時点で気が付いてよ」
「でも、それは、さくらさんにホイホイ着いて行ったおれにも否があるから」
「あはは、それにさ、その上、人妻と一緒にお風呂入って、チンポ勃起させちゃってるもんね。案外、翔太にも最低の素質あるかもねえ」
「なんだよ、最低の素質って?そんなのいらねえし!」
「ねえねえ、翔太ぁ?」
「なんだよ?」
「お姉さんが、おチンチン、洗ってあげようか?」
 さくらさんは、おれの耳元で、蕩ける様な甘い声で囁いた。
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