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ペリドット
第1章 台風9号が直撃する夜。
簡単に言えば、大人の恋愛ゴッコをすればいいのだ。
特に金が掛かる訳でも無いし、他人を巻き込んだり傷つける訳でも無い。
家は隣りだが四六時中一緒に生活をする訳では無いのだから、そう気負う必要も無い関係と言う事になる。
うねうねと紆余曲折したが、漸く心が定まった様な感じがしていた。
彼女の変化や、或いは裏切りの様な行為も一切合切を恋愛ゴッコとしてゲーム的に楽しんでしまえばいいのだ。
元々真っ当な付き合いでは無いのに理路整然とした解釈を得ようとするから、頭の中が混乱してしまう。
「あんっ、あんっ!ケイゴさん、激しい……あっ、ソコは……また……んんっ、漏れちゃいますから……」
僕は外の嵐の激しさに負けない勢いで腰を振り続けていた。
体力も精力も無限にある様な感覚があった。抑圧されていた欲望が一気に吹き出しているのだ。
それはシズカも同じだと思っていたが、次第に彼女の反応は少なくなり、反応も薄らいできて、そしてぐったりと脱力して落ちてしまった。
彼女の意識が無くなった事を確認すると、急に身体が重くなり始めた。
眠気も襲いかかってくる。
もしかしたら朝方に旦那が帰って来るかもしれないな、と思いつつも僕は彼女の横に倒れ込み横になった。
仄暗い寝室に健やかな寝息が響いている。
外の雨風の音と混ざり合い、耳の中に流れ込んでいた。僕の意識はもう現よから消えようとしているようだ……。
落ちる瞬間に彼女に抱きつかれた様に感じたが、それが夢か現実かは、僕の知るところでは無かった。
第1章
台風9号が直撃する夜。
END
特に金が掛かる訳でも無いし、他人を巻き込んだり傷つける訳でも無い。
家は隣りだが四六時中一緒に生活をする訳では無いのだから、そう気負う必要も無い関係と言う事になる。
うねうねと紆余曲折したが、漸く心が定まった様な感じがしていた。
彼女の変化や、或いは裏切りの様な行為も一切合切を恋愛ゴッコとしてゲーム的に楽しんでしまえばいいのだ。
元々真っ当な付き合いでは無いのに理路整然とした解釈を得ようとするから、頭の中が混乱してしまう。
「あんっ、あんっ!ケイゴさん、激しい……あっ、ソコは……また……んんっ、漏れちゃいますから……」
僕は外の嵐の激しさに負けない勢いで腰を振り続けていた。
体力も精力も無限にある様な感覚があった。抑圧されていた欲望が一気に吹き出しているのだ。
それはシズカも同じだと思っていたが、次第に彼女の反応は少なくなり、反応も薄らいできて、そしてぐったりと脱力して落ちてしまった。
彼女の意識が無くなった事を確認すると、急に身体が重くなり始めた。
眠気も襲いかかってくる。
もしかしたら朝方に旦那が帰って来るかもしれないな、と思いつつも僕は彼女の横に倒れ込み横になった。
仄暗い寝室に健やかな寝息が響いている。
外の雨風の音と混ざり合い、耳の中に流れ込んでいた。僕の意識はもう現よから消えようとしているようだ……。
落ちる瞬間に彼女に抱きつかれた様に感じたが、それが夢か現実かは、僕の知るところでは無かった。
第1章
台風9号が直撃する夜。
END