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今日もあの男がやってくる
第3章 その3
「おい、風呂沸いているか?」唐突に響く男の声。「まだです。でも、すぐに沸かしますから。」 どうやら、男はこうして私の所に来る日は、何かの仕事の夜勤あけのことが多いようで、必ずっていいほど、いつもお風呂にはいりたがります。私が、お風呂の準備を終え、浴室から戻ると、男はダイニングで真っ裸の状態でくつろいでいました。ソファの周りには、だらしなく、男の薄汚れた衣類や下着が散乱しています。そして、次に私の目に飛び込んでくるもの、それは、男の下半身にそそり立つペニスです。私は、目をそらしました。しかし、男は、そんな私の心を見透かすように、「何だ、もう欲しいいのか!?この俺のチンポが。お前の身体には俺のこの大きなチンポの味が染み込んでいるんだろう?毎晩、俺のチンポを思い出して旦那の前で、オナッているんじゃないか!?」男の口から下品な言葉が矢継ぎ早に出ました。でも、男が言うことは、悔しいことに半分はあたっているんです。私は今の主人と結婚する前、5人ほどの男性とお付き合いをし、それなりの男性経験もつみました。エクスタシーを教えられたのも、実は主人ではなく、結婚前、会社に勤めている時に、2年間、不倫関係にあった妻子ある上司でした。その後、結婚、夫との夜の生活は、完全に満たされていたわけではありませんでしたが、やがて子供が生まれ、マンションを購入、子育てに明け暮れる中で、まあこんなものかという感じで、平凡な毎日の中に小さな幸せを感じていたのです。この目の前の醜い男に出会う前までは・・・。