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ワルキューレの朝ごはん
第1章 プロローグ
校舎の裏庭・・・お昼休み・・・

そして、僕の視線の先には
美しい顔立ちの少年。

この男が嫌いだ!

関係ある訳ではない、ので、

どうも美形と云う名の種族は僕を苦手としている。

カンに触る自信満々な態度と上から人を見下したような・・

「廃墟ですれ違ったの、お前は気付かなかった?」

ヤバい・・ヤバい・・とても自慰に耽っていたとは云えない。

落ち着け、落ち着け、状況は絶望的と云う他ないので血の気が失せるのを覚えた。

若し暴露されたら僕は完全にOUTかも知れない・・・・

「ひとりぼっちで隠れて哭く何てお前らしくないよ」

セーフ、セーフ、後は適当に調子を合わせていれば良い。

色素の薄い髪に整った顔、瞳が茶色いのはハーフだから。

同じ色の瞳・・・

ガサッ、ガサッ、ペリッ―、

何やらダンボールの大きな箱にガムテープを貼り付ける。

「郵便局に持ってけこれ」

「わ、わかりました、って、
何でやねーん、ド阿呆!」

「帰るついでやろう」。

なるほど、なるほどって奴は僕の通学路やら自宅の位置を知っているのだろうか?・・・

クラスのリーダー的存在の奴は不登校に陥った僕のことを色々気にしてたような・・・
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