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ワルキューレの朝ごはん
第3章 袋小路
彼女は異世界(アストラル界)の居心地の良さを知って
「絶対的美少女」の風格さえも備え始めていた。

(∂∬=3=)d〜「(TV)」。

「今TV(大岡越前の再放送)観てるから邪魔せんとって」

(し(。=△=)。。(゜Д゜。)。

思考はその不条理な暗闇の真の恐ろしさにうすうす気がついているが故にまるで子供が

暇潰しに戯れる謎遊びのように問題を解答に因って埋められる瞬間を空しく待ちつつ

「時間の問題だ」くらいにしか考えようとはしない。

もしも僕が消えたとしても世界は顔色一つ変えず新しい換えの誰かが空白を埋める・・・

それは誰しもが知っている
世界(ミンコフスキー空間)を
不意に住所もなく名前もなく
顔もない「のっぺらぼう」的

な環境(異世界)に変容させて
そしてそれと向かい合う存在
にその白痴の表情を共有せよ
と迫る愚鈍な残酷さだった。
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