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第2章 化学反応

サロメが激しくエロチックな踊りとともに衣装を脱ぐ場面がある、イブニングドレス。

悪意を欠いた無邪気さを露呈
しながらあらゆる視線にその姿を晒しているように映る。

半裸の彼女は自ら視線を選択したりはしないし、瞳と云う瞳を平等に受け入れている。

その姿は体育館にいた人々の驚嘆すべき眺めと化して存在を根底から刺激していた。

「ゴクリ！」と固唾を呑んで見る思春期の少年たちを尻目

に発育途上の美と云う他ない毛細血管の透けて見える白肌を晒して可憐に踊る少女。

行動の規範としての常識を悉
(ことごと)く無効にしながら視線から距離感を奪うべく眼に映る光景は感動的だった。

こうですか！わかりません？

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「ムーミンは普段は裸なのに泳ぐ時だけ水着を着る！」

「了解なりー＞(∈｡)っ)」。