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スカーレット オーク
第26章 26 スカーレット
 暖炉は今日もぼんやりと火がついている。
それぐらいでここは十分で、しかも薪の火にあたるといつまでも身体が暖かい。

「遠赤効果ですかね。いつまでもあったかい」
「だね。ちょうどいいぬくもり加減だと思うよ」

 パチパチ木が燃える音も小気味よかった。

「ひさは休みの日に何してる?」
「えーと。掃除したり本読んだりネトゲしたり……またーり過ごしてます。」
「へー。結構ゲーム好きなんだね。あの曲がわかるくらいだし」
「そうですね。最近はそうでもないですけどネトゲにハマった時期もあってやばかったですね。直樹さんもゲーム好きですか?」

「うん。好きだよ。僕も会社勤めしてる時に結構ハマったネトゲがあってね。今はたまにインしてるかな」
「なんてネトゲですか?」
「ナイトロードってやつだよ。もう七年くらい前からやってるね。」
「えー!私もそれやってるんです」
「そうなんだ。種族は?僕は獣人だよ」

「ああ……。私ヒューマンです」
「残念だね。一から一緒にやってみる?」
「うーん。もう週一の戦争でてるくらいで」
「僕もやりつくした感があるからなあ」
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