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第1章 写真部

写真部の部室は後者の橋にあった
「えーこんなとこなんだ」
玲奈はキョロキョロと見回す。
「部員は僕一人なんだ」
山田はそう言った。
「じゃそこ座って　写真撮るから」
『カシャ！　カシャ！　……』
カメラのシャッター音が途切れなく鳴り響く。
カメラを手にシャッターを切っている。
ポーズをとっている玲奈は素人モデルなので
ぎこちない。

『じゃ、少し足開いて左手は腰ね…右向いて…』
乾いたシャッターの音…

『顔あげて…そう。カメラは見ないで…
あっ、そのまま。いいよ…』