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第12章 たくさんの顔を持っている私

私はずっと四つん這いだった
お兄ちゃんは目の前に来て
「その格好、辛くない？お腹は大丈夫？」

「大丈夫だけど、やっぱり恥ずかしいからトイレでしたいです。
お兄ちゃん、お願いだからトイレでさせてください。」

「奈美、初めてだから許すけど、俺は奈美がしてるところ見るよ。
トイレでするかお風呂場でするかの違いだよ」

「お兄ちゃん……
やっぱりここでします」

「奈美、頑張ろうな」
お兄ちゃんは頭を撫でてくれた

この頃には限界になってた
少量だから自分の意思での排泄に近い状態だから、恥ずかしくて出せなかった

「奈美、自分でしようとしないなら追加だね」

「イヤだよ……」