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感じさせて
第20章 決断
大通りに出て
タクシーをとめ
うさちゃんを
奥に座らせ


運転手に
行先を告げる前に
うさちゃんに
確認をとる





「どうする?

俺の部屋行く?

それとも

トオルの会社、行くか?


直談判してもかまへんで」




マジやった



これ以上

苦しむうさちゃんを

見たくなかった



トオルが

殴りたかった



もう


やけになってた



ごめんな

うさちゃん






「部屋に・・・

心矢の部屋に


行きたい」






「わかった」





運転手に

行先を告げ



車が走り出すと




俺は



自分の唇を


ひと舐めした




「心矢・・」




それからは

どちらともなく



舌を絡ませ



タクシーの運ちゃんも

引くような

キスをしながら



俺の部屋へと

向かった




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