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蕾は開き咲きほこる
第23章 告白

「坂上さんパンも焼くんだ。ホームベーカリー??」

「いえ、手ごねで作ってます」

「手ごね??」

手ごねの言葉の意味が分からないのか羽間さんが首を傾げた。

「生地を手で捏ねるって事よ。だいたい出来上がるまでに最低でも2時間ぐらい?だから普通はホームベーカリーって言う電化製品を使うんだけどね」

「マジ??そんな面倒なの作ってるわけ?」

私の代わりに鮫島さんが説明すると羽間さんは驚いていた。

「面倒でも、機械と手ごねを比べると味が全然違うんです。元々小さい頃から母と作ってたんです。それで、今でも手ごねで焼いているんです。もちろん、時間のある週末の朝食に焼くだけなんですけど、その出来立てのパンとコーヒーを飲むのが至極の時なんです」

「へぇ~……寝起きに坂上さんの作ったパンとコーヒーかぁ。彼氏だったら幸せだろうね」

羽間さんの一言に、毎回おいしいと言って食べてくれる光春さんの表情が浮かんでくる。
その瞬間が幸せで早起きも苦にはならなかった。

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