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蕾は開き咲きほこる
第24章 それぞれの一歩

「きっと、亡くなった末広さんと話をしてるんだろうね」

そう言って、桜子さんを見守る長野さんの表情も穏やかだった。

「末広さんだけじゃないと思いますよ。長野さんが傍にいるから、桜子さん、あんなに穏やかに笑っていられるんだと思います」

辛い時、悲しい時、何も言わずに寄り添ってくれた長野さんだからこそ、桜子さんは心を開いて受け止めた。
そして、長野さんと幸せになるためにここに来たんだとわかる。

「きっと、長野さんと付き合っている事を報告してるんでしょうね」

桜子さんの表情を見ていたらそう思えてくる。
それが間違いがないかのように、桜子さんは私たちの方に満面な笑顔を向ける。

「翔!!とってもきれいよ。光春くんに写真撮ってもらいましょうよ」

桜子さんの声に、長野さんも同じだけの笑顔を返して桜子さんの横に並んだ。
手を繋いだり肩を組んだと色々な写真を撮っていく。
そのふたりを撮る光春さんの表情も穏やかで晴れ晴れとしていた。

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