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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第23章 チャプター23
一度、深々と肉竿が入り込んでくると、きっちりと郁美の中に収まった感覚があった。男もすぐには腰を動かさず、郁美の膣の具合を味わっているようだった。
と、じわじわと、快感が腰骨のあたりから快感が伝わってきた。それが広がり、郁美は躯を震わせた。男の腕を掴むと、合図と受け取ったのか、抽送を開始してきた。膣洞をいっぱいに満たした肉竿が行き来すると、襞が吸いつきながらも、男のものを奥へと奥へと導こうとした。二度、三度と突かれると、子宮口までは届かないものの、悦びで頭のなかがいっぱいになった。官能の刺激が退いては寄せ、退いては寄せをして、昂ぶりをもたらしていった。
と——その時、なじみのある着信音が聞こえてきた。ふたりとも、驚いたように動きを止めた。一瞬、顔を合わせる。
「ごめんなさい」
そう郁美は告げ、身を起こした。サイドテーブルに置かれていたバッグを開くと、スマートフォンを取り出した。郁美のものではなく、一也から渡されたものだ。どうせ、これで連絡してくる人など、ひとりしかいないので、通話相手も確認せずに郁美は電話に出た。
「もしもし」
話しかけるが、すぐには返事はなかった。ややしばらくしてから、「今、大丈夫か」と声がした。
懐かしい声だった。低く、威圧感があり、よく耳をそばだてていなければ聞き取れないその声が、何十年も遅れて届いた、とそのように、郁美には思えた。
「大丈夫も何もないでしょう。この時を狙って、電話をかけてきたんでしょう」
「……それで。考えはまとまったのか」
「ええ――変わらないわ」
躊躇せず、郁美は答えた。
あの日の出来事は――もう、三日の前も経っているのに、ついさっきのことのように、感じられた。
晴翔と玲二に、抱かれている時、寝室に踏み込んできたのは、やはり夫の隆一だった。衝撃の場面を目にして、しかし、隆一は取り乱したりしなかった。晴翔と玲二も隆一の目の前でセックスを続け、射精をすると、その場から立ち去っていってしまった。隆一はそれを制止することもなかった。
と、じわじわと、快感が腰骨のあたりから快感が伝わってきた。それが広がり、郁美は躯を震わせた。男の腕を掴むと、合図と受け取ったのか、抽送を開始してきた。膣洞をいっぱいに満たした肉竿が行き来すると、襞が吸いつきながらも、男のものを奥へと奥へと導こうとした。二度、三度と突かれると、子宮口までは届かないものの、悦びで頭のなかがいっぱいになった。官能の刺激が退いては寄せ、退いては寄せをして、昂ぶりをもたらしていった。
と——その時、なじみのある着信音が聞こえてきた。ふたりとも、驚いたように動きを止めた。一瞬、顔を合わせる。
「ごめんなさい」
そう郁美は告げ、身を起こした。サイドテーブルに置かれていたバッグを開くと、スマートフォンを取り出した。郁美のものではなく、一也から渡されたものだ。どうせ、これで連絡してくる人など、ひとりしかいないので、通話相手も確認せずに郁美は電話に出た。
「もしもし」
話しかけるが、すぐには返事はなかった。ややしばらくしてから、「今、大丈夫か」と声がした。
懐かしい声だった。低く、威圧感があり、よく耳をそばだてていなければ聞き取れないその声が、何十年も遅れて届いた、とそのように、郁美には思えた。
「大丈夫も何もないでしょう。この時を狙って、電話をかけてきたんでしょう」
「……それで。考えはまとまったのか」
「ええ――変わらないわ」
躊躇せず、郁美は答えた。
あの日の出来事は――もう、三日の前も経っているのに、ついさっきのことのように、感じられた。
晴翔と玲二に、抱かれている時、寝室に踏み込んできたのは、やはり夫の隆一だった。衝撃の場面を目にして、しかし、隆一は取り乱したりしなかった。晴翔と玲二も隆一の目の前でセックスを続け、射精をすると、その場から立ち去っていってしまった。隆一はそれを制止することもなかった。