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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第6章 チャプター06
 ようやく、見つけた工場事務の仕事を、郁美は始めることになった。また風俗店で働くことも頭をかすめたが、亡くなった父のことを思うと、それはできなかった。
 隆一と知り合ったのは、その工場でのことだった。郁美より四歳年下で、真面目さが唯一の長所のような、そんな男性だった。
 以前なら、隆一のような地味な男性は、郁美の眼中に入ってくることは、なかったのかもしれない。が、堕ちるところまで堕ちてしまった自分はとことんまで汚れてしまっており、そんな自分を好きになってくれる、一生を添い遂げてくれるとまで言ってくれる男の人が目の前に現れて、手を差し出されては、郁美には迷うことなどできなかった。今度は自分のためではなく、この人のために、この人の望みを叶えるために、生きてみよう。
 隆一の稼ぎはそれほどではなく、生活は苦しかったが、郁美のことを大切に思ってくれており、精神的には充たされる毎日だった。郁美も勤めながらの結婚生活となったが郁美は基本的に働くことは好きだったので、それほど負担ではなかった。
 ただ、隆一は夜の生活のほうでは、郁美を満足させてくれなかった。セックスそのものが好きではないようで、新婚の時も毎日抱かれたり、一晩に何度も、ということはほとんどなかった。しかも、郁美が気持ちよくなりかけている時に、「どうだ?」「気持ちいいか?」としきりに声をかけてくるので、興醒めなのだ。
 どんな人間にも、短所はある、ということを今さらのように、郁美は意識させられた。もっとも、性技に欠ける、というのは郁美にとって、好都合かもしれなかった。隆一と濃いセックスをして、郁美の淫乱気質が明らかになるのは、何としてでも避けなければならないことだった。ただ、郁美が我慢さえすれば、平穏なこの暮らしは維持することができるのだから。
 ……とはいっても、快楽を知ってしまった身としては、我慢するとはいっても、限界はあった。熟れた体を持て余してはいたが、しかし、浮気をするつもりはまったくなかった郁美は、大人の玩具で日々、溜まった肉欲を解き放つことしかできなかった。
 そんな時だった。一也から手紙が届いたのは。
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