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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第12章 チャプター12
 遊歩道の周辺は木と下生えだらけで、土地勘がない者には迷いそう、というか、数度、来ただけの者ならば確実に迷うのだが、一也に色地獄の落とされた時、今日のように複数の男と、この公園で屋外プレイをしたことがあるので、公園の外へと確実に、歩き出していった。
 途中、男たちが追ってこないことを確認すると、衣服を身に着け、正門へと向かった。正門以外にも、公園の外に出ることはできるのだが、遠回りになってしまうので、郁美は選ばなかった。
 正門近くでしばらくの間、様子をうかがってみたが、やはり男たちの姿はなかった。正門を走るようにして通り過ぎ、大通りに出ると、タクシー乗り場を探した。今から、電車で帰る気は、郁美にはなかった。夕刻で、電車が満員になることはないのだろうが、痴漢に遭う可能性がゼロでないことを考えると、避けたかった。
 バッグからスマホを取り出し、メールをチェックしてみたが、新着のメッセージは届いていなかった。そのことに安堵すると、郁美はタクシー乗り場へと、歩いていった。

 駅で降りると、朝と同様に好奇の目にさらされながら、トイレへと向かった。伸川(のぶかわ)駅は郁美たち、夫婦の自宅から三つ駅離れており、近所の人に見られる可能性は低いと思われるが、それでも用心には用心を重ねたほうがいいだろう。このことがもし、見つかって夫の隆一に報告でもされたら、身の破滅なのだから。
 ロッカーに預けていたデニム柄のシャツワンピースに七分袖のVネックカーティガンに着替えると、再び、タクシー乗り場へと向かった。前のタクシーではルームミラー越しに、かなり不躾な視線を浴びたが、今度はそういうことはなかった。ただ、運転手がかなりのおしゃべりで、自宅に着くまでの間、ずっと喋り続けていたことには、閉口させられたが。
 灯は消えたままだが、ようやく郁美夫婦の暮らす一軒家が見えてくると、シートからずり落ちそうになるくらい、ほっとした気分になった。あと、考えられることといえば、夫が早く帰宅してしまっており、郁美がどこに出かけていたか、言い訳をしなければならなくなることぐらいだろう。
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