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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第13章 チャプター13
男たちが平然と自宅に侵入してきた時から思っていたことだが、とんでもないことになってしまったようだ。ふたりの男に体力の限界まで犯されることは覚悟していたが、カメラまで用意されていることを考えると、それだけで済まされないことは、確実だろう。
今日まで、平穏に暮らしてきたが、一度、色地獄に落とされた者はもう二度と、まともな暮らしを望むことなど、できないのだろうか。
「お、お願いです」
消え入りそうな声で、郁美はそれでも絶望感に抗しながら、言った。
「撮影はやめてください。あなたたちの言うことは、どんなことでも聞きますから。だからーーカメラだけは、止めて下さい。お願いします」
それこそ、本当に撮影をやめてくれるのなら、土下座をしたっていいーーそう郁美は思ったが、同時に男たちがただの思いつきでカメラを準備していたのでないことは、よくわかっていた。
「どんなことでも?」
郁美の脚元に屈み込み、床から彼女の顔を覗き込むようにしながら、鎖ピアスの男が言った。
「は……はい」
郁美が頷くと、男がにんまりと笑った。立ち上がり、顔を近づけてくると、否もなく、郁美は相手に口づけをした。自分から舌を差し入れ、相手と唾液を交換した。
唇を離すと、唾液の糸がふたりの間を結び、それから滴り落ちていった。
「安心しなよ。さっきも言ったけど、あんたの家庭を壊すつもりは、俺たちにはまったくないんだからよ。撮影は止められないが、あんたの顔は絶対に出さないようにするからよ」
そう言うと、鎖ピアスの男は郁美のすぐ傍に、布状のものを放り出した。
それは、マスクだった。目と口以外の、顔の大部分が隠れる、SMグッズを扱う専門店で目にすることができる類のものだった。
「それを被れば、顔を表に出さずに済むだろう」
今日まで、平穏に暮らしてきたが、一度、色地獄に落とされた者はもう二度と、まともな暮らしを望むことなど、できないのだろうか。
「お、お願いです」
消え入りそうな声で、郁美はそれでも絶望感に抗しながら、言った。
「撮影はやめてください。あなたたちの言うことは、どんなことでも聞きますから。だからーーカメラだけは、止めて下さい。お願いします」
それこそ、本当に撮影をやめてくれるのなら、土下座をしたっていいーーそう郁美は思ったが、同時に男たちがただの思いつきでカメラを準備していたのでないことは、よくわかっていた。
「どんなことでも?」
郁美の脚元に屈み込み、床から彼女の顔を覗き込むようにしながら、鎖ピアスの男が言った。
「は……はい」
郁美が頷くと、男がにんまりと笑った。立ち上がり、顔を近づけてくると、否もなく、郁美は相手に口づけをした。自分から舌を差し入れ、相手と唾液を交換した。
唇を離すと、唾液の糸がふたりの間を結び、それから滴り落ちていった。
「安心しなよ。さっきも言ったけど、あんたの家庭を壊すつもりは、俺たちにはまったくないんだからよ。撮影は止められないが、あんたの顔は絶対に出さないようにするからよ」
そう言うと、鎖ピアスの男は郁美のすぐ傍に、布状のものを放り出した。
それは、マスクだった。目と口以外の、顔の大部分が隠れる、SMグッズを扱う専門店で目にすることができる類のものだった。
「それを被れば、顔を表に出さずに済むだろう」