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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第15章 チャプター15
気がつくと、郁美は全裸のまま、ベッドの床に倒れ伏していた。立ち上がろうとするが、足腰が震えて、すぐには立てなかった。ベッドに手をつくと、何とか腰かけることにした。
見回すが、据え置かれたビデオカメラもなければ、男たちの姿もなかった。今までのことは夢だったのではないか――そう思ったが、シーツの乱れと染みの跡が、夢ではなかったことを物語っていた。
これで、絶頂に達して気を失ったのは、二度目ということになる。隆一とのセックスでは、長い結婚生活のなかでも気絶どころか、逝ったことも数えるほどなので、これだけ官能を極めたのは、久しぶりのことだった。
寝室の壁掛け時計を見ると、時刻は午後の九時を指していた。隆一からは、今日は残業になると聞かさせられていたが、あまり時間は残されていなかった。とにかく、男たちに犯された痕跡を消して、再びシャワーで身を清め、それから夕食の用意をするとなると、猶予はほとんどないと言ってもよかった。
郁美は床から立ち上がると、気怠い疲労感に包まれている肉体を叱咤し、夫を迎え入れるための準備をはじめた。
□ ■ △
躰を揺らしていた振動が止まり、それで郁美は車が停車したようだと思った。案の定、運転席からサイドブレーキを引く音が聞こえてきたので、それで郁美はこれから、本格的にふたりに犯されることを意識した。
昨日のーー鎖ピアスとサングラスの男の二人組が立ち去ってからのことは、郁美はほとんど、覚えていなかった。ベッドを新調し、郁美の躰に残されていた精液を洗い流し、夕食を用意して、罪悪感に悩まされながらも、夫を迎え入れたことなど、一連のことは記憶していたが、隆一とどんな会話をしたのか、ふたりで何のテレビを見ていたのか、または何時に眠りについたのか、など細かいところを思い出そうとしても、はっきりとしなかった。
見回すが、据え置かれたビデオカメラもなければ、男たちの姿もなかった。今までのことは夢だったのではないか――そう思ったが、シーツの乱れと染みの跡が、夢ではなかったことを物語っていた。
これで、絶頂に達して気を失ったのは、二度目ということになる。隆一とのセックスでは、長い結婚生活のなかでも気絶どころか、逝ったことも数えるほどなので、これだけ官能を極めたのは、久しぶりのことだった。
寝室の壁掛け時計を見ると、時刻は午後の九時を指していた。隆一からは、今日は残業になると聞かさせられていたが、あまり時間は残されていなかった。とにかく、男たちに犯された痕跡を消して、再びシャワーで身を清め、それから夕食の用意をするとなると、猶予はほとんどないと言ってもよかった。
郁美は床から立ち上がると、気怠い疲労感に包まれている肉体を叱咤し、夫を迎え入れるための準備をはじめた。
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躰を揺らしていた振動が止まり、それで郁美は車が停車したようだと思った。案の定、運転席からサイドブレーキを引く音が聞こえてきたので、それで郁美はこれから、本格的にふたりに犯されることを意識した。
昨日のーー鎖ピアスとサングラスの男の二人組が立ち去ってからのことは、郁美はほとんど、覚えていなかった。ベッドを新調し、郁美の躰に残されていた精液を洗い流し、夕食を用意して、罪悪感に悩まされながらも、夫を迎え入れたことなど、一連のことは記憶していたが、隆一とどんな会話をしたのか、ふたりで何のテレビを見ていたのか、または何時に眠りについたのか、など細かいところを思い出そうとしても、はっきりとしなかった。