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墜ちてイク~性奴隷妻は羞恥指令に躯は溺れて……。
第18章 チャプター18
「あッあ、あハァ、ん……だ、ダメ、駄目、駄目、駄目ェ」
 唇を噛んで、喘ぎ声をこらえようとした。が、とても抑えることなど、郁美にはできそうもなかった。晴翔のペニスが膣襞を蹂躙するごとに、募りつつある肉の悦楽の、その官能の鋭さに恐れを抱きながら、郁美は絶頂の行く末に期待を昂ぶらせた。
 男がキスしてきた。唇をこじ開け、舌が口腔に入り込んできた。
 陶然とそれに応じながらも、頭の中は、これから与えられるであろう快楽のことで、いっぱいになっていた。キスをしている相手をよく見ようともせずに、ただただ、性の悦びのために舌を動かした。
 とーー郁美たちを何処(どこ)かへと運んでいた車に、制動がかかった。大きくカーブを切り、段差のようなものに乗り上げると、完全に停止した。サイドブレーキが引かれ、エンジンが止められた。
「どうやら、到着したようだな」
 晴翔が、郁美の首筋を舌でなぞりながら、言った。
「あ……んフン、そッそんな」
 一度、逝かされているとはいえ、がちがちに硬くなった肉竿を濃厚なフェラチオの末に精飲することもできず、これから大きなエクスタシーを得ようとしていたのに、それが中断させられて、郁美は満たされない思いに、涙が出そうになった。意識して、郁美は膣襞を蠢かし、淫靡に腰を動かすが、晴翔はそんな郁美の誘いにも、乗ってはこなかった。肉竿を郁美の奥深いところに留めたまま、晴翔は胸を揉んだり、キスをしたりしてきた。が、性愛を完全に極めることのできなかった郁美には、その愛撫も苦痛でしかなかった。
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