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粗治療
第2章 治療
また何かが太ももの当たりに当たった
チラッと彼女に目を向けると前屈みになった彼女の服の隙間からいかにも柔らかそうな胸が見えてしまった

不意討ちをくらった
そんなことも知らず彼女は仕事を終わらせようと隅々まで拭いていく
僕の際どい部分ギリギリまでせめてくる

おかしい…こんなに苦手なのに
下半身に何か熱くなるものを感じた

気を紛らわそうと必死になったが
僕の抵抗も虚しくそれはまるで彼女に訴えかけるかのように露出していた

「大丈夫ですよ、若い患者さんにはよくあることです」

彼女はそう言ったが、恥ずかしくて目を向けることができない

何かが僕の熱い所に触れた

「あっ…」

声が漏れた

「話せるんだね」
彼女が薄く微笑んだ、いつもとは少し違った雰囲気だった
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