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第2章 治療

彼女の指が僕のものをなぞる

「君はそんな声してるんだね…
ここを触ればもっと話してくれるのかな」

体を拭いたタオルがかぶせられその下で彼女の手が動いている
最初は遠慮がちに先っぽだけだったが次第に根元までしっかりと握りねちねちと上下に動かされる

抵抗しようにも体が全く動かない
僕のものはいっそう隆々として疼く

「ほら花の匂いをかいでリラックスして下さい、
これは治療のためのマッサージのようなものですよ」

リラックスどころではない
こんなことがあっていいわけがない
背徳感におそわれナースコールを目で探すが、
その紐はベッドの下に落ちていた